相談室コラム
相談室コラム
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2009/11/18new

認知症と精神科

固定リンク | by:三浦(良)
まず、認知症が疑われる時にどの科で診療を受けたらよいか、お困りの方もいるようです。
 
精神科、神経科、神経内科、もしくは脳神経外科などが受診する診療科となります。
 
当院でも認知症で通院、入院されている患者さんが沢山います。
 
治療は、主に薬で症状の進行を抑えたり、改善させたりする事になりますが
いずれにしてもまず医師の診察を受けていただく必要があります。
 
診察の流れについては、5月の相談室コラムでもまとめましたが、家族構成や過去の病歴などなど、受診に至るまでの経過を聞くことになりますので、ご家族が付き添いされる場合は、事前に伝えることをまとめておくと良いかもしれません。どのようなことで困っているか、これだけは伝えなければいけない、と言うこともまとめておくことが良いでしょう。
 
認知症を診断するためには必要に応じて、本人へ質問形式の検査やCT等の検査を行うこともあります。
 
どのようにして認知症を患っている本人を受診させたらよいか。
そんな相談もよくあります。
 
無理矢理病院に連れてこられた状態では、周囲の助言や医師の言葉も聞けず、本人が治療を拒否する場合もあります。
 
まずは治療を受ける本人に何故受診が必要か、きちんと話していただくことです。
どうしても治療に納得出来ないときは、本当に治療が必要では無いのか、検査をして確かめにいこう、と言うように説得され、受診される方もいます。
 
治療を継続し、効果をあげるためにも本人が納得して、受診してもらうことが重要です。 
10:00
2009/11/13

第2回家族教室のお知らせ

固定リンク | by:三浦(良)

第2回家族教室開催のお知らせ

 

当院へ通院・入院中の患者さんのご家族を対象に

家族教室を開催します。

一緒に病気について学び、語り合うことで元気になりましょう!
 
 日 時  : 平成21年12月 6日 (日) 10:30~14:30
 場 所  : ラ・プリマベラ(布施病院となり)地域活動支援センター ホール
 対 象  : 当院へ通院・入院中の患者さんのご家族
 内 容  : 午前中はスライドを使った学習会「統合失調症について学ぼう②」   
         午後はご家族同士のお話会です。日頃悩んでいることなど、自由に語り合ってもらいます。
 参加費  : 500円 (弁当・お茶代とさせていただきます。)
 
  ◎ プログラム(予定) ◎
    10:00  受付
    10:30  あいさつ
    10:45  スライド 「統合失調症について学ぼう②」
    11:45  質問・感想について
    12:00  休憩・昼食
    13:00  お話会
    14:00  終了・感想
    14:15  アンケート記入
    14:30  解散
 
 
当日、車でお越しの方は申し込み時、職員へお申し付け下さい。
当日の駐車場について説明いたします。
布施病院駐車場、及びラ・プリマベラ駐車場はご利用できません。
 
申し込み締め切りは12月4日(金)までです。
 
お申し込み先・お問い合わせは 布施病院相談室まで。 
13:00
2009/10/20

障害年金支給と就労~気になるニュースから~

固定リンク | by:白川
障害年金は、精神障害を抱える方の大きな収入源のひとつとなっており、継続した医療を受けるためにも大切なものです

障害年金の支給を受けるためには、一定の条件を満たす必要があり、初診日(現在の病気につながる最初の受診日)が重要となります。障害年金を申請するには、通常初診日から1年6ヶ月経った障害認定日に障害の程度が、障害等級に該当するかどうかを認定します。
初診日の時点で年金を納付しておらず、障害年金を受給できない人も多いようです。

さて、この障害年金について最近、精神保健福祉士として気になるニュースがありました。

「就労(社会参加のひとつ)したい」という精神障害者は多いのですが、精神障害者の一般雇用はなかなか厳しい状況にあります。障害年金と就労、どんな関係があるの?と思う方もいるかもしれません。実は、障害年金の認定は日常生活能力や労働能力を基準にして認定しているのです。

他県での話ですが数年前から、就労している障害者が障害年金を申請した場合、これまでの受給者と同程度なのに不支給となっているという事実を耳にしました。更に、障害基礎年金不支給の決定理由が、詳細に説明されず精神障害者の不信感につながり、大きな不安を招いているようです。

相談室では、今のところこのような悩みで相談に来る患者さんはいません。

このような事実関係を県内の社会保険事務局に問い合わせてみたところによると…

 →年金制度や障害年金の認定基準についての変更は、現在のところはない

 →就労が理由となって障害年金が受給できないということはない

 →障害の程度が回復・改善したと認められる場合に限り、その程度に応じて等級変更や不支給が決定

 →万が一、不支給通知が届き、内容について納得出来ない場合は、審査請求(結果を知ってから60日以内)制度を利用する

                                       …とのお話でした。

精神障害者の中には、社会保険事務局からの通知の内容を上手に理解出来ない時もあるようです。

何よりも、ご自分が納得できるように、審査請求等の手続きも活用しながら障害年金不支給の理由を把握しましょう。

より身近なところに、気軽に尋ねられる人をつくっておいても心強いと思います。


 

 

 

 

 

17:00
2009/10/06

第一回家族教室の報告。

固定リンク | by:三浦(良)

 
平成21年9月27日(日) 今年度初めての家族教室を行いました。
 
昨年度、参加いただいた皆さまの声を生かすべく、今年はもっと参加していただいた家族の皆さまに交流して頂けるよう、午前、午後にプログラムを分けて開催しました。
 
午前中は相談室の精神保健福祉士が統合失調症について、講演をしました。
病気についての基礎的な知識と、対応について、実際の経験を振り返ってもらうなど、家族の皆さんとやりとりしながらの講演が出来ました。
 
午後はお話会です。日頃、家族の皆さんが思っていること、悩んできたことなど、語り合っていただきました。
 
家族が病気になり、悩んだが誰とも相談できなかったことや、病気についての情報を得たり、家族の接し方を工夫したことで楽になれたこと、気持ちを切り替える事の大事さ、方法など、多岐に渡った、実際に様々な経験をしたからこそ語れるであろう事を、沢山話していただきました。
話が出来て、スッキリして帰ります!との感想もいただきました。
 
次回も相談室家族教室を企画しています。またこの場でもお伝えしたいと思います。皆さまの参加をお待ちしております!
11:56
2009/09/14

精神科における入院について

固定リンク | by:三國谷

 みなさん、こんにちは絵文字:晴れ
 
今回のコラムでは、精神科における「入院」について簡単にお話しします絵文字:笑顔
 
 精神科の受診、治療については今までのコラムの中でお話しさせてもらいました。では、入院はどんなときにするのでしょう?
 
 治療をする上で必要となる「薬物療法」。定期的な通院と薬を飲み続けることで、安定した生活を送ることができます。しかし、薬をしっかりと飲めていない、あるいは、定期的に通院と服薬はしているが、まだ自分の体調に薬が合っていない気がする、体調が優れないが、しっかり休めない・・・などという場合が あると思います。そんなとき、薬をしっかり飲んでもらうため、あるいは薬の調整(自分の体に合った薬を探す)、休息などといった目的で、入院をおすすめすることがあります。
 
 入院期間については、その人の症状によってさまざまです。1~2ヶ月程度で退院する人もいれば1年ほど時間を要する方もいます。
 入院中は、規則正しい生活、日中はレクリエーションや創作手工芸などの作業療法を行い、生活リズムを整えます。その間、医師、看護スタッフは本人の体調を観察したり、薬の調整を行います絵文字:実験 理科
 
 
 その人の体調が回復するように、落ち着いた環境の下で治療を行う・・・、これが入院なのです絵文字:会議
 なんとなくイメージしていただけたでしょうか絵文字:メガネ 
16:54
2009/08/26

家族教室開催のお知らせ

固定リンク | by:三浦(良)

家族教室開催のお知らせ

 

当院へ通院・入院中の患者さんのご家族を対象に

家族教室を開催します。

一緒に病気について学び、語り合うことで元気になりましょう!
 
 日 時  : 平成21年 9月 27日 (日) 10:30~14:30
 場 所  : ラ・プリマベラ(布施病院となり)地域活動支援センター ホール
 対 象  : 当院へ通院・入院中の患者さんのご家族
 内 容  : 午前中はスライドを使った学習会「統合失調症について学ぼう」   
         午後はご家族同士のお話会です。日頃悩んでいることなど、自由に語り合ってもらいます。
 参加費  : 500円 (弁当・お茶代とさせていただきます。)
 
  ◎ プログラム(予定) ◎
    10:00  受付
    10:30  あいさつ
    10:45  スライド 「統合失調症について学ぼう」
    11:45  質問・感想について
    12:00  休憩・昼食
    13:00  お話会
    14:00  終了・感想
    14:15  アンケート記入
    14:30  解散
 
 
なお、お車でお越しの方は布施病院駐車場をご利用下さい。
ラ・プリマベラ駐車場はご利用できません。
 
申し込み締め切りは9月25日(金)までです。
 
お申し込み先・お問い合わせは 布施病院相談室まで。 
15:10
2009/08/14

精神科の治療について

固定リンク | by:三浦(良)
今回の相談室コラムは、精神科での「治療法」についてです。
 
病気の種類、症状によって用いられ方は様々ですが、多くの場合、行われるのが『薬物療法』です。つまり、お薬での治療ですね。
 
医師は病気の症状に合わせて薬の内容を決めます。そして薬を飲んでいく中で、自覚症状がどのように変化していったかを聞き、治療効果を判断していきます。
そのためにも、医師は治療のために必要なことを患者に尋ねますし、患者は自分が感じている病気のこと、悩んでいること、改善したこと等、医師と十分にやりとりし、伝え合うことが重要なのです。
 
そして、病気についての悩みを医師に話すこと。これも『精神療法』という、一つの治療法です。
一般的な生活でも、悩みを相談することで気持ちがやわらぐことは、日常あることだと思います。
専門的訓練を受けた医師へ、病気や日常の心配事、体調などを相談することも重要です。
 
また、作業療法や、デイケアなど『リハビリテーション』を取り入れることで、病気によって失われた、または低下してしまった能力の改善を図ることもあります。
 
これらの治療法を症状によって組み合わせるほか、患者自身を取り巻く環境(居住する場、人間関係、等々)を整えることも、治療においては重要なことなのです。
 
参考文献
・へるす出版 改訂 精神保健福祉士養成セミナー 精神医学
・日本評論社 精神医学ハンドブック 第6版 
17:00
2009/07/02

海の日とソーシャルワーカー

固定リンク | by:白川
 コラムをご覧の皆さま、今年の海の日7月20日絵文字:晴れはどのように過ごされますか?
三連休でお出かけの方絵文字:車はお気をつけていってらっしゃいませ。お仕事の方絵文字:鉛筆は暑くなりますが、お体大切に。
 
 今年、国際ソーシャルワーカー連盟でソーシャルワークデイが制定されたことに伴い、日本でも専門職団体17団体でソーシャルワーカーを周知しようと、毎年海の日を「ソーシャルワーカーの日」とし、社会福祉士精神保健福祉士の役割や取り組みを知っていただく日絵文字:記念日と決めました。
 
 ソーシャルワークとは、基本的人権の尊重と社会正義に基づき、一人ひとりの幸福の実現を支援してゆくこと。この支援を行う専門職はソーシャルワーカーと呼ばれ、日本では国家資格の社会福祉士と精神保健福祉士のことをいいます。国民生活の問題が深刻・複雑になってゆく中、すべての人が住み慣れた地域で自分らしく生活できる社会の実現を目指します。
 
  「人間関係とは人と人との間にあるもの。この人と人との間で仕事をし、人と人との間の垣根に花を咲かせるのがソーシャルワーカーである」神奈川県立保健福祉大学名誉学長・阿部志郎氏の言葉です。
 
 皆さまの身近な存在として、緑豊かな花絵文字:キラキラを育てていきたいなと思います。
 
 
      *記事の一部は、日本精神保健福祉士協会のホームページより引用しています
00:00
2009/06/18

視点を変えてみること

固定リンク | by:三國谷
  北海道の浦河という町にある「べてるの家」では、精神的な病気で苦しむ人々が、自分の症
 
状を周りのみんなに伝え合い、お互いに解決策を考えるミーティングが開かれています。
 
また、自分の症状について研究し、「幻聴」という症状であれば、どんな場面できこえてくるの
 
か、それはどのような声なのかなど客観的に分析し、発表し合う場を設けています。
 
そうすることによって、自分自身と向き合うことができ、今までマイナスなものとして捉えられてい
 
た症状も「幻聴さん」と親しみを込めて呼ぶことができたり、「幻聴さんをなくさないように薬を調
 
整して欲しい」と医師に頼む人も多くなりました。
 
 
  このような「べてるの家」の取り組みを見て、県内各地の当事者の方々も「当事者研究」に励み、
 
自分自身の病気について考え、対策を練る傾向が広まってきています。
 
 
 物事をいろんな角度、方向から見てみる。視点を少しだけ変えてみることで、今までは見えな
 
かったものが見えたり、気付かされたりするのだなあ・・・・・・。そんなことを「べてるの家」の本か
 
ら感じました。
 
 
 「少し興味が沸いた!」という方は、「べてるの家」に関する本に一度目を通してみませんか?
 
 
参考文献: 向谷地 生良著 『「べてるの家」から吹く風』 いのちのことば社
 

17:45
2009/05/15

精神科受診って・・・

固定リンク | by:三浦(良)
「精神科を受診する事に抵抗感があった」 
「精神科に行くべきなのかわからなかった」
「どんな人が来る所なんだろう、と思っていた」・・・等々。
 
相談室にいると、患者さんやご家族からそんな言葉を聞くことは少なくありません。
 
精神科を受診することが、当たり前のことだという認識は年々広まっているようですが、それでもまだまだ、よくわからないという声が多いようですね。
 
患者さんにより、受診に来る理由は様々です。
心配事が頭から離れず眠れない イライラが治まらない 不安になる お酒がやめられない 等、悩みを抱えて受診する方もいれば
原因はわからないが、なぜかやる気がおきない だるい 疲れやすい 等の症状を感じて受診する方も。
本人は気付いていなくても、奇妙なことを話したり、理解できないような行動をとるなど、気付いた家族に勧められて受診する方もいます。 
 
自分では精神科の病気と思っていなくても、食欲が無く内科に行ったところ、精神科を紹介され、受診するというケースも珍しくありません。
 
最近では認知症で受診する患者さんも多いです。
 
次に、当院での主な初診時の流れをまとめてみました。
 
初めて受診するときは、まず事務で受付をします。
カルテが作成され、看護師が受診に至るまでの経緯、家族構成、受診歴などを聞き取りします。
そして医師の診察を受けます。診察では、患者さん本人、場合によってはご家族から直接医師がお話を聞くことになります。
その後、必要に応じていくつか検査を行うこともあります。
お薬の処方を受け、受付で会計の後、必要であれば次回受診の予約をとります。
 
いかがでしょうか。他科の診療と大きな差はないと思います。これだけは伝えておきたい事などを事前にまとめておくのも良いかもしれません。
 
「このくらいの症状で精神科受診をしても良いの?」等、お悩みの方がいらっしゃいましたら、まず、相談室へ相談に来られてもよいと思います。
 
日本特有の「抵抗感」や「敷居の高さ」が解消され、必要な方が必要な精神科医療を受けられるようになればと思います。
 
00:00