「福祉」ってなに?「幸せ」ってなに?

こんにちは。私は昨年の10月から相談室へ異動してきた石塚と申します。

2020年に突入し、早1か月が過ぎました。今年の1月は記録的な積雪の少なさで、個人的に雪かきをしない日が多かったり、車の運転をするときも路面状況が良好な日が多かったりして例年よりも楽に過ごせている気がしますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は「福祉」や「幸せ」という言葉に着目したいと思います。普段の生活の中で自然に使われるこの「福祉」という言葉ですが、どういった意味があるのでしょうか。今回、改めて考えてみたいと思いました。

「福祉」という言葉は「福祉サービス」、「精神保健福祉」、「公共の福祉」、「福祉課」など、様々な場面や法律の文言等、私たちの生活場面においてもよく目にする言葉だと思います。単純に「福祉」という言葉の意味を調べてみたり考えてみたりすると、「幸せ」や「豊かさ」、「満足した生活」という言葉が出てきます。一般的には個人の「幸せ」というよりは、それを内包しつつ公共性や普遍性が含まれた言葉として使われているような気がします。

では、そもそも「幸せ」とは何でしょうか。どんなことを「幸せ」と感じるのでしょうか。どこまで満たせば「満足した生活」になるのでしょうか。
恐らくこれについては明確な答えは無いのかもしれません。「幸せ」の在り方はその人の年齢や性別、住んでいる場所や国籍、経歴等によって大きく変わるものだと思えるからです。

私自身もはっきりとした答えはまだ持っていないのですが、ひとつの指標にしているのはその人が「現在安心できているかどうか」、「その安心の度合はどれくらいか」が重要なポイントなのではないかと考えています。
生命の危険や健康を損なっている状態、衣食住がままならない状態等では人は安心できません。他にも家族や友人との関係で悩んだり、仕事がうまくいかなかったりと、不安になる出来事は生活をしているとたくさん起こることだと思います。

しかし、「幸せかどうか」というのは主観によるところが大きく、自身の気持ちの持ちようで変化する可能性もあるのではとも思います。
例えば、仕事で失敗が続き上司から指摘される場面があったとして、「何事もうまくいかず自分はダメな人間だ」と思うか、「指導してくれる人がいて自分は恵まれている。次頑張ろう」と思うか。その受け止め方によって状況は同じでも見え方は大きく変わってくると思います。

みなさんも自分にとっての「幸せ」や「安心」が何か、今置かれてる環境を振り返ってみてはいかがでしょうか。