潜入!デイケアリポート⑩「気軽に話そう♪」「みんなの談話室」編

みなさま、あけましておめでとうございます!

2021年最初のリポートなので、まずは新年のご挨拶から。

今年は丑年ですが、どうして豚年はないのでしょう。1年の主役になる機会がなくて、少し寂しい僕・豚(pig)のPちゃんによるデイケアリポートも、ついに4回目になりました。

今回はおはなしについてのプログラムを紹介します。

 

まずは「気軽に話そう♪」です。

タイトルがいいですね。♪が楽しそうです。

 

ホールにホワイトボードが準備されています。話の内容が周りに聞こえてしまう場所ですが、これでいいそうです。「気軽に話そう♪」の大きな特徴は、出入りが自由なこと。ふらっと立ち寄れる場面をつくり、気兼ねなく好きな時に参加できるようにしています。

「なにやっているのかな?」と思ったら、そのまま参加できるんですって。

テーマは参加者で決めますが「気分転換の方法」「思い出に残っている本」「旅行してみたいところ」などなど。

大事にしていることは居心地よくいられる空間であること。誰かと少し話してみたい、もしくは自分は話さなくてもみんなの話を聞いてみたい、という方も大歓迎だそうですよ。みなさんが安心して参加できるように、「相手の話を最後まで聞く」「相手の話を批判しない」などのルールも設けているようです。

 

続いては「みんなの談話室」です。

  

こちらは1階のお部屋を貸し切って行います。座る場所などは決まっておらず、お茶を飲みながら「お互いを知ること」「みんなに聞いてみたいこと」をベースにしたテーマを毎回決めて、話しあっています。

その時に話題になっているいわゆる時事ネタについて話すこともあれば今困っていること、病気のこと、自分の内面の話など少し踏み込んだ内容になることもあります。

中々話すこと、聞く機会がないことも、「みんなの談話室」だから話せるのかもしれませんね。少ない人数ですが、その分参加者同士のつながりを大事にしている感じがしました。

 

「Pちゃんの感想」

おはなしをするプログラムということで、参加する前は少し緊張していました。話しあうことは相手がいるからこそできるコミュニケーションですが、デイケアに通う仲間同士でも「かかわろう、話してみよう」と思わなければお互いのことを知らないままです。

そんな中で「自分のことを語りたい」「相手の考えていることを聞いてみたい」「自分は上手くしゃべれないけど輪の中にいたい」「人の話を聞いて、自分の考えを深めたい」など、いろいろな目的でこのプログラムに参加されているのだろうなぁと感じました。

コミュニケーションの中でも意外とハードルが高いように感じる「話すこと」、それを手段にしたおはなしのプログラム。どちらも、安心して居られる空間になるよう、椅子の配置やお茶を飲みながら等、工夫している様子が伝わりました。

口下手な僕でも、少しずつ自分のことを語って、関係性を作る経験ができるかもしれないなぁと感じました。

一人ではできない経験ができるこのプログラムに興味を持ってくれたら、その時は、出入りが自由でオープンスペースで行っている「気軽に話そう♪」や、グループのメンバー同士のつながりを重視している「みんなの談話室」に是非、来てみてほしいなと思います。

では、次回へ続く!

 

まとめ

「気軽に話そう♪」第一・第三・第五の水曜日PM

「みんなの談話室」第一・最終週の木曜日PM

参加者はその日で異なりますが、どちらもスタッフ含め5~8名くらいだそうです。

 

デイケア参加やプログラムについて興味のある方は、お気軽にご相談ください。