「慣れ」と「慎重」
こんにちは。私は今年の4月から2階病棟に配属されました中澤です。
9月に入り、夏の残暑がまだまだ続くと言われています。引き続き、熱中症対策に心がけていきましょう。
皆さんは、「慣れる」ことについてどのように考えますか?
人間は、時間が経過するとともに置かれている環境に適応するように行動していきます。慣れには、良い面もあれば悪い面もあって、皆さんもさまざまな場面で経験したことはあるのではないでしょうか?
たとえば、自動車の運転。慣れている道では、迷うことなくスムーズに車を走らせることもあります。その反面、慣れにより安全運転を怠ったり、スピードを出しすぎたりして、大きな事故を起こしてしまいそうになった、などそのようなエピソードはありませんか?
今回は、その「慣れる」ということについて少し話をしていきたいと思います。
初めての環境下で慣れるまでには、精神的にも肉体的にも少なくとも負担はかかるものです。私は先述した通り、今年の4月より布施病院で働いています。覚えなければならないことや、間違わないようにしようと行動し、試行錯誤の毎日でした。そして9月は大体半年がたつ頃です。期間としては短いものの、ある程度一人で仕事を任されることも増え、仕事内容や職場の雰囲気など、徐々に慣れることができています。毎日の業務をこなすことに精一杯であった最初と比べると、経験が増え、自信にも成長にもつながっていると感じます。しかし、慣れてくると怖いのが「もう自分なら大丈夫」という自信からくるミスです。確認作業を怠り、書類の不備などいつもと違う変化を見逃してしまうこともありました。
慣れることによって、丁寧さや大切さを見落としがちですが、良いこともあります。ストレスと感じることも減り、楽な気持ちで物事をすすめることができるからです。しかし、ことわざに、「初心忘れるべからず」という言葉があるように、慣れてきた時こそより慎重に。物事に取組む際に新鮮で謙虚な気持ちを忘れず、心掛けていきたいものですね。