54回目の開院記念日です
当院は昭和41年11月1日に開院しました。今年で54年になります。50周年をお祝いしたのはつい最近のことのように感じますが、それからもう4年が過ぎたんですね。
毎年、開院記念日はにぎり寿司をお出ししていました。この日は寿司の日でもあるので、みんなでお寿司を食べて、開院記念日をお祝いしました。患者さんもいつも楽しみにしてくれていました。でも、厨房で寿司を握るとなると応援が必要です。寿司を握ってくれる方、和菓子を作ってくれる方、何人ものスタッフがお手伝いしてくれていました。ところが、今年は新型コロナウイルスの関係で、県外からのお手伝いが難しくなりました。
そこで、今回はいつものにぎり寿司を断念し、ばらちらしをお出しすることに。他にもエビをじゃが芋の衣で揚げた変わり揚げ、茶わん蒸しなど、ハレの日のお祝い料理を用意しました。
夏場は食中毒予防のため、刺身などの生ものは禁止で11月1日が解禁です。そのため、患者さんたちには久しぶりのお刺身でもありました。
お昼、患者さんの様子を見に行くと、いつもより時間をかけてゆっくり食べる人。ケーキから食べる人。ちらしではなく、ご飯を先に食べてお刺身を最後に食べる人。みんな、自分が好きな食べ方で、ゆっくり時間をかけて満喫して、笑顔いっぱいでした。
にぎり寿司とちがって、華やかさには欠けるので、患者さんの反応はいつもより低いかったのかも…。でも、ばらちらしも、マグロ、タイ、サーモン、甘エビ、さらにとびっこと、赤や白のお祝い色のお魚がたくさんで、とっても美味しかったです。じゃが芋を衣にした変わり揚げは、フライドポテトのような風味もあり、楽しめました。茶わん蒸しも美味しかったし、デザートの抹茶ケーキは柔らかめのテリーヌのようで、全員が楽しむことができました。
でも、来年の開院記念日はにぎり寿司でお祝いしたいなぁ。どうか、世の中が平和で、いつもの日常を取り戻すことができますように。
さて、開院記念日の前日は、「ハロウィン」。お化けかぼちゃの登場です。
デザートのチョコレートのババロアに、かぼちゃのペーストとチョコレートで顔を書きました。いかにもお化けかぼちゃですよね(笑)
この日のメニューは、チキンローフとグラタン、コールスローにハロウィンババロアでした。なんと、この日の朝に厨房のオーブンが故障し、チキンローフはフライパンで焼きました。そして、残念ながらグラタンを作ることができず、クリーム煮に変更となってしまいました。でも、かぼちゃがたくさんで、ハロウィンを満喫できた一日でした。