ご当地メニュー、第二弾です
今年のご当地メニューは、テーマが我が青森県。第一回目は味噌カレー牛乳ラーメンを実施しました。第二回目は『いかめんち』です。海に囲まれた青森県はいかがたくさんとれます。最近はスルメイカの漁獲量が少なくなり、値段が跳ね上がっていますが…。いかの料理はたくさんあり、お刺身、いかポッポ焼き、いかめし、いかリングなどなど。これらは胴体を使う料理が多いので、残ったいかの足などを包丁ではたいてミンチにして、野菜を加えて、小麦粉で混ぜ、揚げたものがいかめんちです。地域や家庭によって入る野菜の種類も違います。でも、いかと野菜の旨味が一緒になっておいしいんです。最近では家で作らないという家庭が多く、風化させないためにと、弘前市が「いがめんちを食べる会」を発足させています。
さらに、青森県の夏の山菜といえば、『みず』。秋田や青森が有名なので、東北のものだとばかり思っていましたが、調べるてみると、沖縄を除く各地の山間部の渓流わきや水気の多い岩場などに群生するそうで、『ウワバミソウ』が正式名称なんだとか。皮をむくのがとても大変なのですが、シャキシャキとして、また、粘り気もあり、癖がないので、どんな料理にも使われます。豚肉と一緒に炒めたり、昆布のだしを聞かせた水物など、みんなが大好きな料理です。
今回はみずを水物にしました。給食スタッフ総動員で、皮をむきました。イカをミンチにする作業もあったので、大忙しでしたが、患者さんの喜ぶ顔を楽しみに頑張りました。
当日、いかめんちが固いという声もありましたが、ボリューム満点で、みずもしゃっきりして、美味しいランチになりました。ご当地メニューはあと一回。青森県のおいしいメニューをお届けします。