潜入!デイケアリポート③「みちのく」編
みなさま、こんにちは。
ぼくは布施病院デイケアで生まれたぴよ助です。
空は飛べないけど、ふかふかの羽毛が自慢の男の子です。よろしくお願いします。
潜入!デイケアリポートの第3弾は「みちのく」です。それではさっそくいってみましょう!
Q.みちのくとは、どのようなプログラムですか?
→15歳以上の発達障害の方を対象とした、
「自分の特徴を理解し、自分らしい人生が送れるようサポートするプログラム」です。
第1・3・5火曜日に実施しています。
Q.「発達障害」についても教えてください。
→発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、
幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。
成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、
生きにくさを感じることがあるかもしれません。
ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、
その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、
持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。
(厚生労働省HPより引用)
ふむふむ……勉強になります!
それでは、ぼくも実際に体験してみたいと思います!
第1・3・5火曜日でそれぞれ目的・内容が違うので、それぞれ体験してみたいと思います。
<第1火曜日>
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☆第1火曜日の目的…「理解」 ①発達障害の知識を深める
②自分の特性を理解する
③他者理解を促進する
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和やかな雰囲気のなか、発達障害の特徴が説明されているビデオ教材で学習しました。
それを見て、「自分にもこういうところがあるかも……」とお話されている方もいて、
発達障害の知識を深めることは、自分自身の特徴を理解する助けになっているのではと感じました。
<第3火曜日>
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☆第3火曜日の目的…「スキルアップ」
①社会的スキルを学ぶ
②困りごとへの対処方法を学ぶこと
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第3火曜日は、CBTを中心とした学習をしています。
CBTとは、Cognitive Behavioral Therapyの略で、認知行動療法のことだそうです。
テキストを用いながら、ネガティブ思考になってしまうときの対処方法を学んでいましたが、
テーマはその日によって違うようです。
最初は「難しそうだなあ」と思っていましたが、
わからないところをみんなで確認しながらすすめていけたので、取り組みやすかったです。
ぼくも、ネガティブになってしまったときは、
みちのくで勉強したことを思い出してみようと思います。
<第5火曜日>
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☆第5火曜日の目的…「グループサポート」
①仲間づくり
②共同作業を行う力を身に着けること
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ぼくが参加した日は、共同作業として「誕生会」をやっていました。
参加メンバーとスタッフでケーキを作り、お誕生月のメンバーさんをお祝いしました。
ケーキを作るとき、生クリームを絞る方がやりやすいよう、お皿をおさえてくれた方もいました。
みちのくのメンバーさん・スタッフとお誕生日の歌を歌い、ケーキを食べたことで、
ぼくも心があたたかくなりました。
「ぴよ助の感想」
第1・3・5火曜日それぞれでプログラムの目的・内容が違って面白かったです。
(ちなみに、メンバーさんの意見も取り入れた結果、今の形になったそうですよ!)
また、自分の意見を積極的に発言する方もいれば、
他の人の発言をじっくり聞いている方もいました。
スタッフやメンバーさんが、
メンバーさんそれぞれのペースを大切にしてくれる場所なのかなとも感じました。
ぼくも発達障害について考える機会になり、勉強になりました。
もし発達障害のために生きにくさを感じている方や、
もしかして発達障害かも?と思っている方がいれば、
まずは病院に相談してみると良いかもしれません。
では、次回もお楽しみに!
まとめ
「みちのく」 毎月第1・3・5火曜日 午後
※参加人数はその日により異なります。
デイケア参加やプログラムについて興味のある方は、お気軽にご相談ください。