日記を書くこと

みなさんこんにちは。

今年の9月は前半に残暑の厳しい日が続きましたが、後半から急に涼しくなってきましたね。一日の中でも気温の落差が大きい時期ですので、体調に一層気を配って過ごしたいですね。

さて、私は数年前から毎日日記を書くことを続けています(たまに忘れてしまい、数日分まとめて書くこともありますが)。今回は私が日記を書いてみて良かったことや気づいたことを話したいと思います。

日記とは、言わずもがな自分の毎日の記録をつけるということです。では、記録することの意味とは何でしょうか。考えてみましょう。

元来、人間は時間の経過とともに物事を思い出せなくなる生き物です。これまで生活してきた中で体験したことを全て覚えていることはできません。例えば1年前の同じ日にちに自分が何をしていたか、それが特別な日でない限り思い出すことは困難だと思います。そんな時にもし日記をつけていれば、1年前に自分が何をしていたか、日記の内容をきっかけにしてある程度思い出すことができるかもしれません。

そして日記というものは継続していくことでさらに大きな意味を持つものだと思っています。一日一日の内容自体は他愛のないものかもしれませんが、それを積み重ねていくことで自分の情報が貯まっていき、のちに自分の生活や自分自身を振り返る道具になるのではないかと感じています。例えば3年前の自分と現在の自分を比べて成長を実感することができたり、自分の傾向や性格も見えてくるので、自分が何に喜びを感じ、何に怒るのかなど、自分のことを客観的に見るための道具として活かしたりできるのではないかとも感じています。

また、単純に後から日記を読み返すことが楽しく感じるというのも日記を続ける理由のひとつになっています。ではなぜ楽しく感じるのでしょうか。振り返ってみると、日記をつけることで自分の生活してきた証が文字として見える形になり、たまに読み返すことで、いろいろあったけれど自分が今日まで確かに生きてきたということを実感でき、自己肯定感を感じることができるのがメリットになっていると思います。

私たち精神保健福祉士はその業務上でも記録は大切であると教わってきました。もちろん業務上の記録と個人的な日記を同列に扱うことはできませんが、記録の大切さを自分にも照らし合わせると日記をつけることの大切さも実感できる気がします。

少なくとも日記を書こうと思うと、毎日寝る前に「今日は何をしたっけなぁ」とその日を振り返る機会を設けることになります。そうやって自分の生活を思い出して書き残していくことは、自分自身の人生を大切にするということにつながっていくのではないかと考えています。

ぜひ、みなさんも日記を書き始めてみませんか。