こんにちは、心理士の山田です。
本日のcafe OASISのテーマは、「ポテトチップスを作って好きな味付けをして食べよう!!」でした。
(用意した味付け粉は全15フレーバー!)
今回は、「芋をスライスして、油で揚げる」という調理方法でポテトチップスを作りました。芋が薄くスライスされ、油の中で「ジュワジュワ……」と音をあげながら色が変わっていく様子は見ていても聴いていても心地よく、みんな思わず無言になって芋の行く末を見守りました。
(スライサーでけがをしないよう一工夫)
(ジワジワ揚がっていきます)
(油から取り上げたら完成です)
芋が揚がり、ポテトチップスが完成してからは、みんなで味付けをしました。
味付け粉をかける人、ポテトチップスと粉を混ぜる人、盛り付ける人……と自然に役割毎に分かれ、協力体制が生まれ、気づけばみんな一丸となって作業をしていました。
(言葉がなくても意思疎通はバッチリ)
(この時点でおいしそうな匂いが漂います。)
(見ただけでおいしいとわかる色)
様々な味のポテトチップスが完成してからは、みんなで試食をしました。また、お互いの味を交換して食べてみることもしました。「みんなでポテトチップスパーティをしてるみたい!」といった声やそれに同意する声が聞かれ、様々な味のポテトチップスと一緒に楽しい気持ちもみんなで共有できたように感じました。
活動自体の楽しさや、みんなで挑戦することの心強さなど、各個人が感じていた気持ちや感覚を、今回の活動だけでなく、今までの活動も通してみんなで共有してきたからこそ、ここにいてもいいんだという「受容される感覚」が空間に生まれ、今回も自然と「一緒に頑張る」ことができたように感じました。
最後には、今年1年行われてきた「cafe OASIS」についての感想をみんなでシェアしました。「いろいろな新しいことが体験できた」、「1人じゃ挑戦できなかったことに挑戦できて、成長した気がする」といった感想や、「若い女性のグループに参加できて楽しかった」、「ここを居場所に感じていた」といった感想が聞かれました。cafe OASISは、誰がいつ来ても受け入れられる、みんなの安心できる居場所となっていたのだと感じました。
そして、この安心できる雰囲気は、参加者みんなの「相手が今ここにいることを認める」気持ちによって作り上げられてきたものなのだろうとも感じています。