こんにちは。布施病院デイケアです。
暦の上では立春を控える季節になりました。朝起きた時、「空が明るくなるのが早くなったなぁ」と日照時間が長くなっていることを感じ嬉しくなる今日この頃です。
とはいえ、まだまだ寒い日が続きますので、皆様お体を大切にお過ごしください。
さて今回はデイケアの紹介をさせていただきます。
デイケアは精神疾患の再発防止や生活リズム改善、対人関係スキル向上などを目的に、人との交流やプログラムへの参加など通じて、リハビリテーションを行う場所です。当院では月曜日から金曜日までの平日に開所しており、作業療法士をはじめとしたさまざまな専門職が所属しています。
利用者さんの年齢層は20代~70代と幅広く、曜日によって来所人数も違いますが、平均すると1日約20名弱の方が参加しています。デイケアについての詳細は、ホームページの「各部門の紹介」から「リハビリテーションのご案内」をご参照ください。
1)配属PSWの紹介
〔名前〕渡辺PSW
〔経験年数〕病院のPSWとして勤めてから11年目。デイケアは1年目で、2回目の配属になります。
〔大切にしていること〕
自らが「PSW」という一つの社会資源となれるよう、様々な面において学び続けることが重要だと考えています。例えば制度のことや病気のこと、治療のことなど様々な相談を受けますが、自分がしっかり学び、解っていることが多いと、すぐに相手に情報を伝え安心してもらうことが出来ます。ただ伝えるのではなく、自分の表情や声、しぐさ、言葉選びなど、安心してもらえるような雰囲気づくりも大切にしています。
2)業務内容
まずはデイケアプログラムの運営です。利用者さんはスポーツや手工芸、ゲーム、調理など様々な集団活動に参加しています。「生活リズムを整える」「他者と交流する」「生活に必要な知識を得る」「体を動かす」「気分転換を図る」等それぞれの目的があり、スタッフはそのサポートを行っています。
また、個別面談では生活の様子を伺ったり、服薬や金銭管理の方法について話しあったりなど、悩みや困りごとも含めて利用者さんと一緒に考えていく姿勢を大切に行っています。プログラムやデイケア活動の様子は「スタッフブログ」にも掲載していますので、是非そちらもご覧いただけると嬉しいです。
3)やりがいについて
デイケアに参加していただく場合、6時間一緒に過ごすことになるので、関われる時間が多いのはとてもありがたく感じます。また、再発防止や生活リズムの確立、健康維持など「元気で居続けること」の支援が出来ることは大きなやりがいになります。体調が崩れそうなときも日ごろからの関わりがあるから気付けることもあり、精神状態の変化や悪化のサインを見逃すことがないよう、心がけています。
今後もデイケアが利用者さん達にとって大切な居場所であり続けられるよう、安心して過ごせる環境を作っていきたいと思います。それと同時に、利用者さん達からたくさんの刺激を受けながら、もっと自分の中身・人間性を豊かにしていければと考えています。
今回で、2022年度の「PSWのつぶやき」は終了になります。
8月の相談室から始まり、2階病棟・北斗病棟・デイケアと院内各部署に配属されているPSWから業務内容ややりがいなどについてお話しさせていただきました。
少しでもPSWについて知ってもらえる機会となっていれば幸いです。
1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。