今年も節分がやってきました。昨年は2月2日でしたが、今年は慣れ親しんだ2月3日。なんか落ち着きますね。
節分は邪気が入りやすい季節の変わり目(立春の前の日)に、豆まきをして厄払いをする行事です。
近年は恵方巻が主流になりました。今年はどの方角を見て、なんてニュースでも取り上げていますよね。
「丸かぶり寿司」とも言われ、一本の太巻きを、その年の恵方にむかって、無言で食べきるのが正しい食べ方なんだとか。以前、半分の大きさのものをチャレンジしたことがありましたが、何も言わずに一本を食べきるのは難しかったです。
当院では例年、節分は太巻きといなり寿司、それにイワシ、福豆をお出ししています。
節分になぜイワシなのかご存知ですか?
イワシはにおいがきついので、鬼が嫌うらしく、邪気を家に入れないという意味があるそうです。玄関先にイワシの頭と柊の葉を一緒に飾るのですが、柊の葉はとがっていて、鬼が嫌うからなんだそうです。
今年も太巻きといなり寿司。イワシ、福豆、みなさん喜んで食べてくれたようです(#^^#)
さて、冬はタラがおいしい季節です。
青森県の郷土料理に、たらのじゃっぱ汁があります。タラの身をとったあとの、中骨や頭、内臓などを小さく切って、豆腐と、大根などの野菜を一緒に煮て、味噌味の汁ものに仕立てます。中骨などのじゃっぱの部分からとてもいい出汁がでて、寒い冬、体を温めてくれる、冬の定番料理です。
毎年、じゃっぱ汁はお出ししていましたが、今年は趣向をかえて、たらのフライ、子和えを一緒に、『たら御膳』としてお出ししました。
今年、青森県ではタラが豊漁だそうです。
今の時期ならでわの、旬の生のタラを使ったフライも、じゃっぱ汁も、子和えも、とーっても美味しかったです!!
地元の季節のものを、その時にだすのって、それだけで十分なごちそうなんだなぁと、しみじみ思いました。
少し、前の出来事になりましたが、1月15日の小正月には、夕食にけの汁をお出ししました。これは津軽の正月料理。大根やニンジン、ぜんまいや高野豆腐、油揚げ、ゴボウやこんにゃくなどを小さく切ってコトコと煮込みます。小さい子から高齢の方まで、みんなが喜ぶ、栄養満点の汁ものです。いろんな旨味が一緒になって、これを食べるとほっこりした顔で『めぇなぁ~』と話してくれる患者さんの顔がとってもいいお顔なんです。
来年も、また食べようね!