令和3年3月3日、ひな祭り

3月3日はひな祭り。今年は令和3年3月3日と3が3つ並ぶ日だったんですね。

桃の節句と言われますが、本来は『上巳の節句』と言われ中国から渡ってきたもので、平安時代より前に始まったそうです。京の貴族階級の子女が、天皇の住居である御所を模した、御殿や飾りつけで遊んで健康と厄除けを願ったのが始まりと言われています。江戸時代になると、庶民の人形遊びと節句が結び付けられ、行事として発展したそうです。桃の節句と言うのは、桃の開花期に重なることと、桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからだそうです。

 

さて、年に一度のひな祭り。みんなが楽しみにしている行事食が出る日です。

今年は、ちらし寿司、豆腐のそぼろあんかけ、菜の花の辛し和え、すまし汁、桜もち。春らしいメニューです。

ちらし寿司にはサーモンと甘エビが。菜の花の辛し和えにはあさりも入りました。

 

 

少しですが、お刺身ものっているので、患者さんたちは大喜び! いつもは食の進まない方が、ぺろりと丼を空にしていました。見ているこちらが、思わず笑みがこぼれてしまうような、そんな食べっぷりでした。

今回も、お粥の方にはお粥のうえに具を散らした、ちらし粥。まるでお花畑のようです。これもまた、好評でした。

 

 

さて、ひな祭りのお菓子と言えば、やはり、桜餅。これはとくにいわれはないそうです。ただ、関東風、関西風の2種類があるのはご存知ですか?

関東風は小麦粉や白玉粉を溶かして、焼いて皮を作り、それにあんこを挟みます。関西風は道明寺粉という、もち米から作られる粉を使って作ります。スーパーに行くと二種類の桜餅が並んでいますよね。

例年、菓子職人が手作りで桜餅を作ってくれました。今年はコロナの影響で、残念ながらできませんでした。市販の桜餅になってしまったのですが、それでも患者さんは大喜び! ぺろりと食べていました。桜の葉を食べる!食べない!そんな話も話題になったようです。

 

 

来年のひな祭りは、どっちの桜餅になるんでしょうか。鶯餅かもしれませんね。ひなあられかも。

なにはともかく、今年もひな祭りの行事食、無事に終了しました。皆さんに美味しいと喜んでいただいて、良かったです。