PSWコラム~北斗(1階)病棟のご紹介~

こんにちは。北斗病棟(1階病棟)PSWの國分です。

そろそろ雪が降り始める季節となりました。

青森のように雪国にお住まいの方は、ほぼ毎日暖房を使用しているかと思います。暖房をつけるとどうしてもお部屋が乾燥してしまうため、風邪予防・体調維持のためにもお部屋の保湿に気を付けたいところですね。

 

さて、今回は北斗病棟の紹介をさせて頂きます。

北斗病棟は精神療養病棟で、2階病棟と同様、様々な精神疾患の方が入院されています。しかし、2階病棟は急性期の患者さんが多いのに対して、病状も比較的安定した回復期の患者さんがどちらかというと多いです。

病床数は60床で、3つのユニットに分かれています。当院に入院されている患者さんの殆どは、初めは2階病棟に入院されます。病状も比較的落ち着き、もう暫く療養が必要と見込まれた方が北斗病棟へ転棟となります。そのため、基本的には、常に満床です。

北斗病棟には基本的に1名PSWが常駐しており、60名全員の担当を受け持っています。

 

1)配属PSWの紹介

〔名前〕國分PSW

〔経験年数〕4年目

北斗病棟には配属されて約1年となります。以前は同法人の共同生活事業所ラ・プリマベラに配属していました。

〔大切にしていること〕

北斗病棟に入院する患者さんは病状以外にも、家族関係が良くなかったり、様々な困りごとを抱えている方が多く居ます。退院後の生活を考えるためにもご家族の協力はとても大切です。家族の協力が必要な場面は様々ですが、例えばアパートを借りる時や施設へ入所する時には家族等が保証人として求められることが多いです。

それらの困りごとを患者さんだけで解決することは大変なので、患者さんに寄り添って、一緒に考え、一緒に動くことを大事にしています。

また、患者さんだけではなく、ご家族も悩みを抱えていることが多いので、定期的に話をすることを心がけています。

 

2)業務内容

前回のブログにて2階病棟PSWの業務内容も紹介されましたが、北斗病棟の業務内容は2階PSWの業務と殆ど違いはありません。

主にご本人、ご家族の意向を聞きながら関係機関と連携して退院先の調整をしています。

具体的には

・ご本人との面談。

・医師、看護師との情報共有。

・定期的な退院に向けた話し合い(ご本人、ご家族、医師、看護師、PSW出席)の案内。

・関係機関との連携(ご本人の状態を伝え、今後の生活に向けたサポート体制についての話し合いをする等)施設への問い合わせ。

・制度や事業の紹介や、手続きのサポート。

・サービス等の各種手続きや、退院に向けた準備をするための外出同行。

・地域移行支援委員会、退院支援委員会(長期入院とならないように北斗病棟を含め、各部署のスタッフが集まり、患者さんの退院につい検討する場です)の開催。等です。

 

3)やりがいについて

北斗病棟の患者さんは先述した通り、様々な困りごとを抱えている患者さんが多いです。その方々を退院に繋げる事は時間がかかります。患者さん自身が抱える困りごとだけではなく、患者さん家族が抱える困りごとについても一緒に考えていくことが必要です。

そして、一緒に動き、無事退院まで繋げられた時、達成感を感じます。また、退院して外来受診に来た際に、元気な顔を見る事が出来ると、とても嬉しい気持ちになります。

 

中々退院出来ないというのは、患者さん自身辛いでしょうし、病院スタッフとしても、とても心苦しいものです。そのため、なるべく早く退院へ繋げられるように、最善を尽くしています。

 

北斗病棟の紹介は以上です。次回は2月にデイケアの紹介をさせて頂きます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。