静かなお盆です
うだるような暑さが続いていましたが、最近は風が冷たくなりました。
8月13日はお盆です。津軽ではお盆の時は、仏様に法界膳をお供えします。お赤飯、煮しめ、なます、とうもろこし、すいかなどが定番でしょうか。当院でも20年以上前から、お盆の13日は、赤飯、煮しめ、酢の物、とうもろこし、すいかをお出ししています。
青森県はすいかの名産地で、患者さんがどこ産のすいかかをきいてくることは、以前お話ししました。
実は、とうもろこしにもこだわるんです。岩木山のふもと、岳地区で栽培されるとうもろこしが、ぷりっぷりの粒で糖度の高い甘い『岳きみ』といわれるブランド品です。今回はなんと、その岳きみをお出ししました。
甘かった!!
そして、お赤飯。小豆を煮て、その煮汁でもち米を半分混ぜて炊きます。津軽のお赤飯は甘いお赤飯。昔ならではの味がたまりません。毎年、このお赤飯を楽しみにしてくれている患者さんもいます。8月に入ると『13日はお赤飯だべ~』と、声をかけてくれていました。
当日、赤飯もとうもろこしも美味しかったよ~と言ってくれました。
新型コロナ感染症、台風や大雨の被害、なかなか心が休まるときがありませんが、みんなの健康、無事をお祈りして、祖先に手を合わせました。