身近にある幸福、癒し

 

新年、あけましておめでとうございます。2階病棟精神保健福祉士の田中です。

昨年は新型コロナウィルスの影響で生活様式も大きく変わり、これまでとは違う形での年末年始を過ごされた方も多いのではないでしょうか。まだまだ収束には遠いかもしれませんが、少しでも明るい兆しが見えてくることを願っています。

ところで昨年を振り返ると、あるアニメが世間で大流行し、老若男女、たくさんの人が夢中になっていました。そして、社会現象になるほどの規模にもなり、これほど多くの人が夢中になったものは珍しいなぁとも感じています。

夢中になるもの、なれるものは人それぞれにあると思います。ある人はスポーツであったり、またある人は料理であったり、読書であったり・・・。いわゆる趣味と呼ばれるものは十人十色で存在しており、仲間が増えたり、生活に潤いやハリが出た、という方々もいるのではないでしょうか。また、趣味という言葉をインターネットで検索してみたところ、夢中になるものがある人は幸福度が高いという記事を目にしました。さらに、健康意識の向上で心身共に好調になる、多くの人と関わり合うことで社交性も上がる、自分でも気づかぬ新たな発見がある、などの影響があるとのことです。

こうして記事を見ていると、好きなものをもつこと、好きな活動を行うことで、色々といい効果があることを感じました。そして、ふと自分の趣味は何だろうか、とも考えてみると、なかなかパッと浮かんで来ず、無趣味で日々もったいない過ごし方をしているのでは・・・とも思いましたが、普段何気なく漫画本を読んで過ごすことが自分にとってリラックスでき、幸福感を得られる時間であることが浮かびました。

先にも記載しましたが、夢中になれるもの(趣味)は人それぞれです。それぞれに良さや充実感があり、比較するものではないと思っています。生活しながら自分に合うこと、ものを趣味としていければ、とも思います。コロナ禍にあり、何かと暗い話題を耳にしたり直面することが多くなってしまいましたが、それに負けないよう、趣味を通じて自分の生活の幸福感を高めていきたいですね。