寒い冬、体をあたためてくれるじゃっぱ汁!

青森県で冬を代表する魚が『たら』です。いまでは冷凍技術が発達しているので、冬だけでなく、いつでも食べることができますが、やはり旬は冬。たらは捨てるところがないといわれるほど全部を食べつくす魚です。身の部分だけでなく、子っこや白子もたまりません。子は子和えや醤油漬けに、そして、白子は湯通ししてお醤油をかけて食べたり、みそ汁に入れたり…。そして、ケンミンにとって冬の楽しみは『たらのじゃっぱ汁』です。たらの身やアラを大根やニンジン、ネギと豆腐を一緒に煮て、味噌仕立てでいただきます。たらと野菜の旨味がたっぷりで、寒い冬、体を芯から温めてくれます。そうそう、忘れられないのが『タラの脂』肝臓です。これを入れると、グーンと味がアップします。

患者さんには、アラは危険なので入れませんが、アラで出汁をとった汁に、骨のないタラを加えます。

当院では年に一度は、寒い時期にじゃっぱ汁をお出ししています。けの汁と同じく、患者さんたちに喜ばれています。今年もじゃっぱ汁をお出ししました。いつも昼は汁ものがつかないのですが、この日はお昼にじゃっぱ汁。「今日はじゃっぱ汁だよ~」と声をかけると、「いいな~」と笑顔になってくれました。なかには手をたたいて喜んでくれた方も!

 

この日のメニューは、鶏肉の照り焼き、もやし炒め、ホウレン草とマイタケのおひたし、グレープフルーツにじゃっぱ汁です。野菜もたっぷりで、とってもおいしくいただきました。患者さんも、そして、職員も大喜び。家では作らないという家庭も多く、じゃっぱ汁を食べるのは給食だけという方も。何人からも美味しかったよ~と声をかけていただきました。良かった!!!

 

さて、一月も『おやつの日』を実施しました。

おやつ、何にしようか・・・。そうだ、一月はお餅、黄な粉餅~♡ お餅は出せないけど…。豆乳に黄な粉を加えてプリンを作り、黒糖シロップと黄な粉をトッピング。美味しいデザート『きなこプリン』の完成です。ソフト食の方もプルンと食べられました。

今月も喜んでいただきました。さあ、来月は何にしましょう。。。(笑)