「関わりを大切に」

あけましておめでとうございます。デイケアに所属しているPSWの山川です。

今年は子年ですね。植物が循環する様子を表している十二支の1番目に「子」がきているように、子年を植物に例えると新しい命が種の中に芽生え始める時期で、新しい物事が始まる年になると考えられているそうです。心をあらたに、皆さんが素敵な日々を送られたら幸いです。


さて、私は前述の通りデイケアに所属しているPSWです。昨年の10月に同法人の共同生活事業所からデイケアへ異動となりました。
 
今回はこの場を借りて、デイケアの役割とデイケア所属となり感じたことをお伝えしたいと思います。

デイケアは日中活動の場です。様々な専門職スタッフにより、利用者さんの日常生活のサポートを行っています。利用者さんは様々な集団プログラムを通して生活リズムを整えたり、日常生活上必要となる知識を得たり、趣味や気分転換を図ったり、対人交流から喜び、時には自分の課題を見つけたりと、それぞれ通所目的を持って過ごされています。その他にも個別面接を通して普段の生活の様子を教えていただき、悩みについて一緒に考えています。

デイケアを通して「〇〇出来るようになった」と自信がついたり、「服薬に関する不安を相談出来て良かった」と安心感を得たり、「考え方を変えたら気持ちが楽になった」と変化を感じる方もおられ、人との関わりが与える影響力の大きさや、何より利用者さんの可能性に驚きます。

 
利用者さんが望んでいることは何か、どんなことを一緒に考えていけば良いのかを知るためにも、色々な側面を知ることがより良い支援に繋がると考えているため、精神障害を持った方、デイケアに通っている利用者さんとしてだけでなく、多角的にみるよう務めています。しかし、入職当初から知っている利用者さんの新しい側面を知る機会が今でも多々あり、その方を知り理解することは簡単なことではないと感じています。

利用者さんについて様々なことを想像してみるのですが、実際に触れ合い、同じ時間や気持ちを共有することでようやく分かることがあります。
「相手を思いやった行動・言動をされる方なんだ。」「スポーツが得意だったのか、学生時代の部活の話をする時、とても良い表情で話されている。」等、様々な面を知ることで関わりが変化し、関係も変化していくことを実感しています。

 
関わりを大切に、その方にとってデイケアで過ごす時間が生活の一助となればと思っておりますので、今後もデイケア所属のPSWとして出来ることを模索していきます。