「おうち時間」

こんにちは。2階病棟PSWの中澤です。6月に入り、今年も半分が過ぎましたね。6月といえば、梅雨のイメージが強いです。雨の日が続くと、外出するのに憂鬱な気持ちになるものです。また、コロナ禍ということもあり、自宅で過ごす時間が増えているのではないでしょうか。

 

そのような中、自宅にいる時間が増えたことで、何をして過ごせばいいのかと悩んでいる方も多いと思います。今回は、おうち時間のなかで、私が実際に取り組んだ「断捨離」について話そうと思います。また、それから得られたものについて話していきます。

 

私は「いつか使えるのではないか」「もしかしたら着る・使うかもしれない」と思い、化粧品や服・バッグ等溜め込んでしまいがちでした。その「いつか」と「もしかしたら」のタイミングは結局来ず、部屋に置きっぱなしの状態でモノがいっぱいでした。他にも、「捨てるにはもったいないな」、「大事にしていたな」、「あの人から貰ったから」と思い、なかなか手放せない・・・皆さんもそういう経験はありませんか。

 

断捨離は、今や皆さんも耳にしたことがある言葉だと思います。実は、ヨガ哲学の「断行・捨行・離行」をもとに生まれた言葉だそうで、これらの頭文字を並べて、命名されました。断捨離と聞くと、モノを捨てるという意味合いが強いと思いますが、「断」不要なモノを断つ、「捨」不要なモノを捨てる、「離」モノへの執着から離れる。私はこの「離」について、考えさせられました。

 

モノへの執着心を捨てて、自分と向き合い、「暮らしの中で私が使いたいものか、私にとって本当に必要なものか」ということを問い直ししていく作業です。そのため、モノを捨てることを通じ、今の自分を知るきっかけとなります。

 

私が思っていた「いつか使える」という考えでは、時間軸の焦点が未来になっており、また、溜め込むだけの使わないモノたちに執着をしていたのだと気づきました。

やはり最初は、先述した通りの感情が出てくることもありましたが、今の自分に必要なモノかを繰り返し問いながら、モノを整理していくことで、部屋が綺麗になっていくことはもちろんですが、思考や気持ちも整理され、心にゆとりが生まれました。

 

コロナ禍で、不安になることもありますが、おうち時間が増えた今、断捨離は快適な生活空間をつくる1つの方法ではないでしょうか。気持ちが前向きになり、今の自分の状態・心の内を見つめ直すきっかけにもなります。

有意義なおうち時間を過ごすために、皆さんも自分に合った何かを考えてみてはいかがでしょうか。