これまでを振り返ってみて思うこと

こんにちは。精神保健福祉士の田中です。今年も残すところあとわずかになりましたね。

月日の流れはとても早く感じます。今月初頭までは雪はほとんど降らずでしたが、最近は雪予報も増え、寒さも増すので皆様も体調にはお気をつけください。

 

今年最後のコラムは、振り返りをテーマにお話します。年末になると、「今年一年を振り返ってみてどうだったか」という話題がでるかと思います。それは仕事の中でも、プライベートの話題でも上がるものではないでしょうか。振り返ると、「大変だったなぁ」と苦労した場面を思い返すこともあれば、「よかったな。楽しかった。」と、好ましい場面を思い返すこともあるかもしれません。また、中には「あの時ああしていれば」と、後悔を滲ませることも少なくはないのでしょうか。

私たち精神保健福祉士は、患者様やご家族様、他の関係機関から寄せられる相談を受けながら、一緒に「どうしたらよいか」を考えていったり、「このような方法もありますよ」と提案したりします。しかし、振り返ると「もっと違うことが提案できたのではないか」「別の方法があったのではないか」と発見することがあります。そうした発見は後悔を伴う一方で、「違う場面での相談でも生かせそうだ」「職場内でも共有できる」など、今後の展望に繋がる大変貴重なものだと私は感じていますし、仕事だけでなく、プライベートでもあるものだと思います。

私たちは、絶えず選択しながら生活を送っています。一つ一つの選択が、後々でどのような感情を抱くことになるか、想像しにくいところはありますが、こうした振り返りを通じながら新たな発見などに繋がっていけばよいな、と私は感じます。また、振り返った時に辛い思いを感じた際には抱え込まず、誰かに相談しながら少しでも軽減できるようになるといいな、とも思います。

 

 今年一年を振り返り、良いことがたくさんあった、よい発見に繋がった、と思える方々が大勢おりますように・・・。それでは皆様、良いお年を。