「あなたはどんな人ですか?」

こんにちは。1階病棟PSWの小山内です。8月となり夏本番です。今年も、コロナ禍で祭やイベントは昨年に引き続き中止となり、どこか寂しい夏ですが、皆さんが夏を少しでも楽しく過ごせるといいなと思います。

 

さて、今回は「自分を知ること」についてお話したいと思います。

皆さんは、自分はどんな人だと思いますか?一言で「私は~な人間です」と言うならどう答えるでしょうか。私は、この質問を学生時代に投げかけられたことがあり、言葉に詰まってしまったことがあります。自分のことは自分が一番わかっていると思いがちですが、いざこのように質問されると難しいですよね。

自分が、何が好きで何が嫌いか、何が得意で何が苦手なのか、どんな価値観を持っているのか知っていると、仕事や人間関係において自分に合う立場や役割を見つけることができるそうです。また、たとえ困難が起きても、その状況でどのように対処すればいいのか考えやすくなるともいわれています。

 

私たち精神保健福祉士は、業務上でも自分を知ること(自己覚知と言われています。他にも自己理解、自己分析等同様の意味を指す言葉があります。)は大切であると教わってきました。業務中に触れた体験を通じて、見えていなかった自分の気持ちを知ることもありました。

私が自分を知る手段として勉強になった方法は、客観的な意見を聞くことです。一緒に暮らしている家族、職場の同僚や上司、友人等自分の印象を聞くと、様々な自分への見方があり、「そういえばこういうところがあるな…」と自分では気づかなかった一面を見つけることができると思います。また、他者に自分の迷いや悩みについて伝えてみることも大事だと思います。なぜ今このような気持ちになっているのか、他者の意見を通じて、自分の価値観や考え方と向き合うきっかけになります。

自分のことを自分が一番わかっていても、意外に一人で見つめなおすというのは限界があるようです。

 

「自分を知ること」は自分らしく過ごしていくためにとても大事なことだと思います。

皆さんも、身近にいる方と自分の迷いや悩み等を共有して、そして自分のことを大事にしてほしいと思います。