暑い夏こそ、うなぎです。

 

今年の土用の丑は7月28日でした。そう、うなぎを食べる日です。

土用といれば夏をイメージしますが、本来は暦の上で季節の変わり目を表す18日間を言います。季節の変わり目は、立春、立夏、立秋、立冬の4回あります。8月7日の立秋までの18日間のうちの丑の日が、土用の丑です。昨年は二の丑までありましたが、今年は28日の一回だけでした。

日本では丑の日を特別な日とする習慣があって、とくに梅雨明けに重なる夏の土用の丑の日は、体をいたわり精が付くものを食べることが行われてきたそうです。「う」が付くものを食べると夏負けしないという言い伝えがあります。うどん、瓜、梅干しなどがそれ。うなぎもここからヒントを得たようです。

今年の夏は暑い・・・。冷たいものがサイコーのごちそうです。でも、うなぎは別格。暑いけど、食欲もないけど、夏はやっぱりうなぎを食べたい!!

 

 

 

 

当院でも、7月28日はうなぎの日でした。

前日のお昼時、食が進まない患者さんに、『明日、土用の丑でうなぎだよ!!』と声をかけると、『うわぁ~、楽しみだなぁ』と笑ってくれました。

そして当日。ご飯を食べている患者さんには『ひつまぶし』。お粥の患者さんには『うな豆腐』をお出ししました。どんぶりを召し上がった患者さんは、「うなぎ多くて、ご飯はたれがかかっておいしいかった!」と感想をくれました。うな豆腐の方の中には、うなぎをおかゆにのせてうな粥を楽しんだ方も。

そして、うなぎに負けず喜んでいただいたのは、やっぱり茶わん蒸しでした。津軽の人は茶わん蒸しが大好きです。

 

 

 

土用の丑から、少し時間が経ちました。明日は立秋です。なのに、夏の暑さは衰える気配を見せません。

でも、何とか乗り切り、元気に過ごしたいと思います。